
静岡県の西部“遠州地方”で織られている伝統織物『遠州綿紬』の売上が好調です。
NHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の影響ももちろんあります。
同じ浜松で活動されているぬくもり工房さんに関する記事が某新聞に掲載されていました。ぬくもり工房さんでは生地や小物の販売が伸増加しており、更には百貨店での出展依頼や企業からの問い合わせも昨年と比べると3倍近い増加だそうです。
果たしてテレビだけの影響でしょうか?
ぬくもり工房さんの社長である大高さんにお会いする事もありますがいつも綿紬のシャツを着こなし見るからに遠州綿紬が大好きな方だとわかります。現在では高校で遠州綿紬についての講演や実演をするなど地域に貢献されています。
では人気になった今だからされているのでしょうか?
違います。以前から活動をされていて地道ながらも継続してこられました。地域のイベントでも出展をして地元の産物である遠州綿紬を知ってもらう!良さを再認識してもらう!活動をされてきたのです。
そこには損得はないでしょう!
このように好調の原因がテレビで放映されたからとかではなく良さを信じ、一途なまでにこだわり続けて、地道ながらも積み上げてきた要素がありそこにたまたまメディアが重なり今の人気イコール売上につながっているのだと思う。
自分自身もモノを仕入れる事があります。『流行っているから!テレビで扱われたから!』ではなく、いいモノを見つけ『使って頂きたい!知ってもらいたい!』として仕入れご紹介していきたい。
それこそがバイヤーだと思う。売れているものを訪ねて仕入れるのははっきり言って誰でも出来ると思います。テレビを見てたらいいので。また、それだと当然他からも注文や問い合わせが殺到し、とても作って頂けないとか何か月または何年待ちとなります。経験してきました(*_*;
そうではなく今求められているモノを察知する、こんな良いモノを皆に知ってもらいたい気持ちで現地に赴き、作り手の話を聞くことが大事。
もちろんまだ有名でなくても。
以上、和雑貨マイスターいけぽん(池本 靖史)でした(^^)/
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