
消費がなかなか振るわずモノを販売するのが難しくなった今。『いいモノはいい』と評価される高額商品が人気を集めています(^^♪
例えば3ロールで5,000円するトイレットペーパー。ふわふわした触り心地で淡い青などの色地に蝶などのデザインが印刷されている。なかなか買えるモノではないだろう。しかしこれには『紙が柔らかいだけのモノは他にもあるがこれは昔の羽二重のような手触り。化粧室に置くだけで心が和む。良い日用品は感性も豊かにしてくれる』との声がある。これを作られているメーカーは高知県の望月製紙さん。全国有数の水質を誇る仁淀川の清流や厳選したパルプなどの素材にこだわり工程も通常の5~10倍の時間をかけて製造されています。更にそのうち3割のみを合格品とし販売される。2007年に発売されたが5年ほどはあまり売れなかったそうですがテレビ番組で紹介されてから人気が広がったそうです。昨年は前年の倍以上売れたそうです。
また、今や無料の感覚があるハンガー。1本4,500円のハンガーがある。『仕事がうまくいった時の自分へのご褒美』と楽しまれている方がいます。洋服やオシャレが好きな方は『お気に入りの服の形がきれいに見えるし、木の手触りも抜群。着ない時でもクローゼットの外に服が掛かっているのを眺めると気分がいい』まさにインテリアとして楽しまれている。このハンガーは兵庫県の中田工芸さんが作られています。当初はアパレルメーカーに出荷されていましたが8年前から個人向けにも販売を開始。男性客に人気があるという。
このように高額商品だからこそ売れるモノがある。ただ高いだけではなくそこまでの過程やドラマがある。開発までの苦労は計り知れないものだろう。そこに価値が生まれ価値が分かる人には分かる。使われている方はみな手作りの品質へのこだわりに共感し日々の暮らしの中でささやかな楽しみや幸せを感じる事が出来る。自分にとって価値観はみな違うのは当たり前。しかしどこにも売ってない自分の価値観とぴったりなモノはやはり欲しいモノであり、金額じゃない。もう、安くて大量生産されたモノは本当に欲しいモノではないのは明らかだな~。
毎日の食事に必ず使うお箸。毎日だからこそこだわりのモノを使いたい。写真のお箸は大黒屋さんのこだわりがいっぱい詰まったお箸です。持ち手部分は持ちやすい7角で先はつかみやすい5角。一点一点手作り。職人がこだわりを持って作らないと出来ない作品である。だって、他に簡単にそれでいて売れるものを作れるんだから。そんなお箸は9,000円と決して安くはないのだが毎日楽しく使いやすく、使う事を考えると決して高くはない。壊れてもまた修理して頂けるのも魅力。これが工芸品の良さだと思っています(^^♪
手作りのモノには心を豊かにしてくれる魅力があるのだ。
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