備前焼の魅力

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何といっても色々な陶器の産地の中でも過去から変わらぬ技法である薪窯で作られる備前焼は偶然性が高く必ずしも作家さんが狙った通りにならずその時の神まかせである。よって偶然が引き起こす景色は意外性があり、一点物としての魅力が一番である。

また、現在の食生活は冷蔵庫で保存し、調理はレンジに代表される電化製品が一般的。食品もインスタント食品によって手軽に簡単に出来る。出来あがった料理はプラスチック製や使い捨ての紙製品などに盛られる事も多くなりました。最近は手間を掛けなくても美味しく頂けるのではあるがどこか味気ない食卓になります。イコール楽しい時間であるはずの大切な時間がどこか素っ気なくなってしまうのである。

以前、備前焼の食器は重い、熱を伝える、地味などの理由で一般家庭から敬遠されていた時期もありましたが逆に現在では長所として見直されています。それは味気ない食卓に土そのものである無釉の焼〆の飾らない素朴さに美を感じ、自然を愛する日本人の心があるからではないでしょうか?まさに侘・寂の美意識に合った陶器なのである。

使い勝手も良く、長時間、高温で焼成された備前焼は遠赤効果によってお酒やビールなどをまろやかにとても美味しくしてくれます。また、古来より「備前の水甕、水が腐らぬ」といわれていたように水が腐りにくいので花入れに挿した花は枯れにくい。使えば使うほどにうつわ自体も角がとれ色合いも変化していくのが楽しめる。「落としても割れぬ」といわれ長く愛用できるのもうれしいポイントである。

自分だけのマイグラスをお探しなら備前焼はぴったりな作品です!

 
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