
先日ギャラリーにて出会った素敵な家具。
福岡県大川市の桐里(きり)工房さんの作品です。箪笥はもちろん、テーブルや椅子、食器、仏壇にと幅広く作られています。創業明治45年の老舗の工房で頑なに手作りにこだわり続けておられ現在3代目である。2009年には福岡県の『現代の名工』として表彰されました。
福岡県伝統的工芸品指定も受けた大川総桐タンスの技法を生かし桐にこだわり桐を愛する家具作りをされています。
桐タンスは火事や水害に強くまた、地震にも倒れにくい家具として見直されています。
桐の特徴
1.火事に強い
木材の中でも熱伝導度が最小であるためタンスの火事に合った場合表面だけが炭化し、内部は火から守る。よって、昔から大事なものは桐タンスの引き出しの中にしまわれていました。
2.水害に強い
桐は湿気にや乾燥による伸び縮みが少なくやわらかい為どんな木材で作るよりも隙間のないタンスを作ることが出来、収納しておけば衣類を湿気から守り、水害にあっても沈むことなく浮くためタンスごと中身を守ってくれます。
3.経済的である
成長が他の木に比べて早いので木材として回転早く活用され、作られたタンスは一度購入されると長年にわたって使われる。
4.エコである
桐の木はCO2吸収率も高いので地球に優しい。
5.移動が楽々
非常に軽い為タンスやベッドや椅子等の大物でも一人でも動かせる事が出来る。
など良い点が多い。
さすがに釘も一切使わず職人が一点一点手作りで作り上げるため金額は高いかもしれませんが長く使える事を考えると実は非常に安い。私自身いつか桐の家具に囲まれた生活をしてみたいと思っています(^^♪
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。